#32 最近のこと

こんにちわ、田村です。
最近は寒い日が続きます。鍋とか肉まんとかおでんとかスノボーとかの季節がやってまいりました^ - ^

冬は冬で寒いですけど、ぼくはとっても好きです。なんとなく奥ゆかしさがあるというか、夏にはない豊かさを感じます。
 
そしていま僕の中で絶賛、建築の秋です。
最近の驚きはギャラリー間(toto乃木坂ギャラリー)にて、伊東豊雄の台中オペラハウスを観た時。とにかく学生のときと違い、おさまりとか構造とか、申請関係に目が行きます。
ルイス•サリヴァンによる形式は機能に従うという、いわゆる機能主義(例えば料理をする場所はキッチンじゃなくちゃだめーとか、リビングは大っきい窓があってこのぐらい広くないとなーとか)が現代のモダニズム建築の大きな流れです。

構造は柱、梁、壁でできており、強固なもの。

こういった現存の考えに対してアンチテーゼとしてその逆を建築で実現しようとしているのが伊東豊雄です。
機能主義だと限られた機能に従う為、建築の可能性が限られます。多様性をよしとするアバンギャルドな建築家にとって、現代のそれは相反するものです。

機能は形態に従う

多様な形態があり、機能はそこに付随する。
大量生産、効率化を目指し実現された現代とはかけはなれた思想で少しづつ作られ、息をしている。彼の建築は世界中から絶賛されています。

伊東豊雄の建築が既存の思想を解体した最も根本の概念が構造です。

構造とは建築を支える、柱、梁。真っ直ぐで愚直なイメージです。

自然界には様々な構造体があります。身近なものでいえば、植物のくき、昆虫の骨組み、貝殻。
どれも近年の建築に応用されており、多様性を産み出しております。

構造は線形から粒子化した。

伊東豊雄が仙台メディアテークに対するコメントの抜粋です。
既存の思想は根本の構造から解体され、粒子化し、自由を獲得しつつあるかのように思える言葉です。

次の50年、建築はどのような道を辿って行くのか。高度経済成長をバックボーンとした、機能主義から縮小しつつも豊かさを求める現代、そして近未来において建築が人々やどのように寄り添っていくか。


はい。
長々と書いてしまいましたが、何が言いたいかというと、最近のぼくは今後どのような道にいこうか迷って…いやいや、模索しているということです。
構造の粒子化により獲得した自由な空間と同様にどう豊かに人間らしく生きていけるか。そのためにはなにができるか。

そろそろ答えをださないとなーと、考えるこのごろです。

来年で社会人四年目、28歳です、28歳とは!受け入れがたい!
自分が最も得意で、求められ、考えと一致した活動ができたら最高だな!と思います。
ぼくらのこれからは明るく楽しく多様な考えのもとであるべきだし、そのように世界も向かっていると楽観視しています!そんなこれからにみなさんでかましてやりましょー。

さてと。

寒い日々やよくわかんない台風があったりと、不安定な天候ですが、日本の冬を色々な楽しみ方で、過ごしていきたいですね。健康には充分に気をつけ、楽しんでいきましょう^ - ^でわでわ